江西の概況
江西省は中国南東部に位置し、人口4400万人を有しています。総面積は16万7千平方キロメートルあります。たくさんの著名人を輩出し、また美しい山や川、多くの見どころも豊富な由緒のある省です。森林は省の面積の60%を占めています。中国最大の淡水湖、鄱陽湖があります。廬山は江西省の中で最も人気のある観光地です。廬山を訪れたら、美しい景色を楽しむだけではなく、道教と仏教の歴史を学んだり体験をすることができます。
中国の東南部、長江の中下流の南岸に位置。省都は南昌市。江西省景徳鎮は漢朝から磁器製造が始まり、国内外で名をはせた。中国の英語名「China」も磁器から生まれたという。
江西省は、鉱物資源が豊富で、銅の埋蔵量が全国1位、アジア最大の銅山と中国最大の銅の製錬基地がある。タングステン、銀、ウラニウム、金といった鉱物の埋蔵量も全国TOP3に入っており、ジスプロシウム(レアアースの一種)が商業的に採掘できる世界唯一の地域として知られる。華東、華南の2大経済圏の中間に位置していることで、労働集約型産業の沿海部からの産業移転先として近年注目を浴びる。
2018年のGDPは前年比9.7%増の2兆818億元。貿易額は前年比16.4%増の428億ドル。
主要産業は非鉄産業以外に、電子情報、食品、紡績、自動車、医薬産業がある。
進出する大手外資企業には、独ゲトラグ、米フォード、いすゞ自動車、スズキ、武蔵野化学研究所、マブチモーターなどがある。江西省にある日系企業数は約70社(18年)、省都南昌市には約20社(18年)で、日系企業の進出は分散しているのが特徴。